院長あいさつ
2025年4月1日付けで、奈良県立病院機構奈良県総合リハビリテーションセンター院長を拝命いたしました。新院長として、謹んでご挨拶を申し上げます。
私たちのリハビリテーションセンターは、1981年に国連が国際障害者年を制定したことに始まります。日本では同年国際障害者年推進本部が設置され、これを受けて奈良県では1981年奈良県心身障害者対策協議会で『障害の早期発見、療育・リハビリテーションセンターのシステムづくりの推進』を決定しています。この構想をもとにして、当センターは障害を持つ方々に特化した医療・福祉施設として1988年6月13日奈良県心身障害者リハビリテーションセンターとして開設され、奈良県の回復期医療・福祉の拠点としてスタートしました。その後2014年4月からは、奈良県総合医療センター(旧県立奈良病院)と奈良県西和医療センター(旧県立三室病院)とともに地方独立行政法人奈良県立病院機構へ移行し、現在に至っております。
「“医の心と技”を最高レベルに磨き、県民の健康を生涯にわたって支え続けます」という法人の理念を基本として、の当センターの理念である「“手には技術、頭には知識、心には思いやり”を持って親切、丁寧、温かい、質の高い医療」に基づき診療に当たっています。
入院病床については、2025年4月より全病床(100床)回復期リハビリテーション病棟として、リハビリテーションを提供することとなりました。『早く来ていただき、早く良くなっていただき、良い状態で、早く地域で生活していただく』ことを合い言葉として、良質な医療・リハビリテーションを引き続いておこなっていきます。
外来診療では、小児科、児童精神科を中心に神経発達症の診断・リハビリテーションをおこなっています。『健康寿命の延伸』を目標に運動器疾患に対する整形外科治療も引き続いておこなっていきます。
良質な医療・リハビリテーションを県民のみなさまに提供できますよう日々努力してまいりますので、お気づきになられた点等をご意見箱などでお知らせいただければ幸いです。
また奈良県総合リハビリテーションセンターの職員一同が心を一つにして奈良県の医療・リハビリテーションがよりよきものになるように日々努力を重ね頑張って参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
奈良県総合リハビリテーションセンター院長 林 雅弘